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TPPの交渉への参加表明にあたって思うところ

TPP(Trans-Pacific Partnership・環太平洋戦略的経済連携協定)への参加に向けて、

交渉への参加が表明されました。


ニュースでもネットでも大盛り上がりなこの問題。

傍らでオリンパスとかヤバいことになってるけどやっぱり盛り上がってるこの問題。


いたるところで解釈や予想、賛成反対が入り乱れていますが、

せっかくなので俺の思うところを少し書き残しておきたいと思います。


ちなみにテレビでもネットでも解釈や予想はたくさん見ましたが、

明確で論理的で簡潔な説明・解説にはいまだに出会っていません。


これはTPPの「結局やってみねーとどうなるかわかんねーよ」性

如実に表していると言えます。

実際、交渉に参加しないと、中で今何が議論されているかという情報は掴めないようですし、

そこに日本などの経済大国が新たに入っていくことで

どういった条件の協定になるかもやってみるまでわからない。


条件が決まればある程度の予測は立つかもしれないですが、

経済の予測ってやつは「予測があることでその通りになる」という自己実現性を持つもので、

さらに予想だにしていなかった事態ってのもたびたび起こるものなので、

結局のところ不確実性は消せず、ホントに「やってみて適宜戦略を修正する」という

選択肢しか採りようがないものなんだと思います。


で、個人的な意見としては

「日本はTPPの交渉に参加すべき。それも早期に。」と思ってます。

基本的に、国家単位で見れば自由化の波に乗り遅れていいことはない。


「今のままでいい、変にいろいろいじるんじゃねぇ」って意見もわかりますが、

アメリカを筆頭とする複数の国が「俺たちチーム組むからさ」って言ってるのに

それに入らないってことは、相対的に日本が不利な立場になるってことですからね。


世界がそういう風に動き始めてしまった以上、「現状維持」は無理ってもんです。

TPP不参加とし、参加国と距離を置いて相対的に経済を停滞させるか、

TPPに参加し、なるべく自国に悪影響が及ばないように工夫していくか、

どちらかしか既に選択肢はありません。


そしてTPPは「原則として10年以内に関税の撤廃を目標とする」ものですが、

アメリカさんだって10数年のレベルで関税を残す例外品目の交渉してるようですし、

日本も早めに交渉参加して、

なるべく強い立場から戦略的に例外品目の交渉をしてくべきだと。


あ、TPP参加って言っても、ただ勢いで参加するだけってのは愚の骨頂です。

TPPに参加しないのと、策もなく参加するのはどっちもダメダメです。

それこそ日本が衰退します。


交渉に早期に参加し、主体的に条件の決定に関わり、

国内的にも農業の競争力強化だとかそういった施策を打った上で、発効させる。

もうコレ以外の選択肢を採りようがないはずなんですよ、日本は。


つまり政治家だけでは明らかに不安なので、

頼むからまともな学者とか官僚とか経済人とか、

そういった人たちで委員会でも作って進めていっていただきたい。


政治家はその人たちの言うこと聞いてればいいから。

変に国内の政局とかの材料にしなくていいから。

マジでお願い。


それさえ守ってくれれば、あとは農業の国際競争力強化に向けた施策が

一番の焦点となってくると思います。


知財や医療の分野でも懸念が出てますが、

正直このあたりはまだ賛成も反対も言えるほど情報がないってのが本当のところでしょう。

彼らの言ってるのは、

「とりあえず今手に入る情報で最悪の想定をしてみたんだけど、

 かなりヤバい感じの想定になったからやめといた方が良いと思うぞ俺らは」


くらいのものな気がします。


JAあたりが全力で反対するのは立場としてはわかる。

でもやっぱ国際競争力を付けてかなきゃダメですよ。

俺だって日本のおいしい米が好きだけど、

好きだからこそ世界に対しても揺るがない強さを持ってほしいし。


JAも「農家を取りまとめる代表者」から、

「農林水産業業界を取りまとめる代表者」に変わっていく時期なんだと思います。

農林水産業ももっと産業化・組織化していくべきなんでしょう。


農林水産業は高齢化で後継者不足だと言われて長いですし、

現状を打破するには良い機会なんじゃないでしょうか。


と、浅い理解でいろいろ書いてみましたが、

基本的には多くの経済学者が取るような、

「参加を前提として、TPP対策を迅速に行っていく」

というスタンスが最も合理的なんじゃないかと思ってます。


TPP参加で日本はどう変わるんでしょうかね。

意外と表面的にはこれまで通りでした、みたいな拍子抜けもありそうな気がする。

まぁ、結局やってみなきゃわかりません。

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しんじ

Author:しんじ
「新氷河期世代」
と呼ばれながら就職活動をした
2010年卒の社会人。

新氷河期世代1期生が社会に出て
感じたこと、考えていることなどをつらつらと。

でも就活状況の悪化が激しすぎて
下の世代のほうが優秀かも。

コメント歓迎。
メールで何か言いたい場合は
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へお気軽に。
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