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これからの日本に求められるものを考える。


日本経済は失速した。原因はバブル崩壊。その後もバブル崩壊前の勢いを取り戻すことはできず、バブル崩壊から20年たった今でも、「失われた20年」なんて呼ばれている。
「失われた20年」の間に様々な手が打たれてきたが、それでも以前の勢いを取り戻すことはできない。どうしたらいいのだろう。日本の明日はどっちだ。


みたいな言説をよく見ますよね。

俺、これ嫌いなんですよ。

なんだ、「失われた20年」って。


「俺たちは悪くないよ、頑張ってきたもん。でも外部環境がさ~…。」

みたいな、おっさんたちの自己正当化を聞かされてる感がありすぎて。


バブル崩壊の衝撃はともかく、「日本経済の伸びが弱くなる」というのは、

ちょっと考えれば当たり前のことじゃないですか。バブル崩壊が無くても。


それまで、「欧米の先進諸国に追いつけ追い越せ」でやってきた日本が、

「それらの国々に追いついちゃった」だけなんですから。


新興国から先進国になるまでの間は、目指すところが明確で、

真似できる相手もいるんだから、そりゃもの凄い勢いで成長するでしょう。

今の中国や韓国がやってることです。


そして、一旦追いついてしまえば、

今度は目標を自分で定めて実行し、評価し、修正しながら続けていく必要が出てくるわけで、

ただ先人の背中を追うよりも高度なことが要求されるフェーズに入ってくる。


それがバブル崩壊前後あたりから、日本が立たされてきた状況だったはず。

しかし、日本はそれに気付けなかった。


お国の定めた方向性(欧米にいかに追いつくか)に沿って、

ひたすらがむしゃらにやりさえすればドンドン成長していくという、

ある意味イージーモードを経験してしまった日本人が、

「なんでこれまで成功してきた方法なのに、うまくいかないのか」

に気付くことは、難しいことだったんでしょう。


その結果、今の今までマイナーチェンジを繰り返しながらずるずる来て、

「失われた20年」とかバカなこと言ってるわけです。


「失われた20年」じゃねーんだよ。


「先進国としての役割が求められてることに気付かず、

 新興国にだけ許されるやり方で誤魔化し続けてきた20年」


なんだよ。


例えば、「日本のモノづくりは世界一」というのは良く言われます。

確かにそうでしょう。日本製品のクオリティは素晴らしいものがあります。

世界一か、そうでなくても世界に誇れるレベルではあると思います。


でも、「日本だから」そうなれた部分もあるとは言え、

「モノづくりが得意になる条件」がたまたま日本に揃っていただけという見方もあります。

その当時の世界の中でのポジショニング、国民性、文化、諸々がうまくかみ合っただけで、

別に日本は「モノづくりを宿命づけられた国」ではない。


時代が移って、日本以外の国が「世界一のモノづくり大国」になることも当然有り得る。

それを認められない「モノづくりでの強烈な成功体験」をしてしまった世代が、

いつまでも「世界一のモノづくり大国」の称号にこだわり、

全体の足を引っ張っている事例もあるのではないでしょうか。


どうしても、労働集約的な仕事は新興国のほうが強い。

「日本には技術がある」?

中国人だって韓国人だって、ずーっと機械いじってりゃ、

そのうち「有り得ない精度の加工をする職人」も出てくるだろうよ。

同じ人間なんだから、「日本人にしかできない」というのはあまりにも傲慢。


日本は過去の成功体験にすがりつくのをやめて、

「先進国としてどのような役割を果たしていくべきか」を考えなきゃなりません。


新興国のような労働集約的な、

がむしゃらに頑張ればうまくいくという「甘え」を捨てなきゃなりません。


「世界が求めるものを供給する」立場から、

「何が世界に必要かを提案する」立場になっていかなきゃなりません。


そしてそれを担うのは、俺ら若い世代なんじゃないかなと。

おっさん達に任せてても、無理そうだし。

だってこれまで、そういう考えを持ってやってきてないんだから。


「日本を良くするにはどうしたらいいんだろう」と思うのであれば、

俺ら若い世代は、国内の年長者に「これまで成功してきたやり方」を教わるのではなく、

先進国として世界を引っ張ってきた「先輩」諸国に、

「先進国としてのモノの考え方」を学ぶ必要がありそうです。


昔ながらの「エリートとしてのステータス」「遊びを兼ねて」の留学じゃなく、

本当に学びのために海外に行く必要性が出てきてるんじゃないだろうか。


今こそ日本人は「考え方」を国外に求めるべきなのでは。

明治維新の頃にそうしたように。


それらを日本に持ち帰って、現存する「日本の強み」とどう融合させるか。

そういったことができる人が、今後の日本には必要になってくるんじゃないかな。


俺も「若い世代」とか自称してられるうちに、そういう感覚を身につけたいなと思ってます。
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プロフィール

しんじ

Author:しんじ
「新氷河期世代」
と呼ばれながら就職活動をした
2010年卒の社会人。

新氷河期世代1期生が社会に出て
感じたこと、考えていることなどをつらつらと。

でも就活状況の悪化が激しすぎて
下の世代のほうが優秀かも。

コメント歓迎。
メールで何か言いたい場合は
shintubu001○gmail.com
へお気軽に。
(○を@に変更)

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